目の下のクマと意外な病気との関係

 

目の下のクマが現れる原因は、睡眠不足によるものだけでは無いんです。

 

クマの定義とされている青グマは、主に血行不良により

血液中の酸素が不足し、赤黒い色になった物が、

毛細血管が密集していて皮膚の薄い、目の下から透けて見えている状態です。

 

その他にも、色素沈着やクスミなどがクマに見える茶グマ。

 

皮膚のタルミや老化による皮下組織の減退による黒グマ。

 

これらのクマの対処法はコチラを読んでみて下さい。

↓ ↓

目の下のクマの原因とは?対処、改善方法を教えて!

 

 

これらは表面的に現れたクマとして対処すれば改善されますが、

 

どうも体調がすぐれない。

顔色全体が青ざめている。

いくら睡眠をとってもクマが消えない。

やつれて見える。

胃が痛い。

ずっとイライラしている・又は気分が落ち込んでいる。

 

など、どうもおかしいな?と思う症状がある場合は、

次のような病気も疑われるので、チェックしてみて下さい。

 

クマが症状として現れる病気

 

うつ病

うつ病の症状として、自律神経の乱れがあります。

 

自律神経とは

●交感神経 ⇒興奮した時、ストレスを感じた時に働き、体を緊張させる。

●副交感神経 ⇒睡眠時、リラックスしている時に働き、体やエネルギーを回復させる。

 

といった、体の動きや感情のバランスを保つための機能で、

それが乱れるという事なのです。

 

交感神経が異常に働いている時は、顔や肩の筋肉が緊張し、

脳に上手く酸素が供給されず、目の周りの血流が悪くなります。

 

これによって、クマだけでなく顔全体の血色が悪くなったり、

倦怠感を感じるといった症状が現れるようになります。

 

鉄欠乏性貧血

血液中に酸素を運ぶ役割をしている、

ヘモグロビンの量が少なくなることで起こる病気です。

 

このヘモグロビンを生成するのに必要な

鉄分が不足して起こる貧血が、鉄欠乏性貧血です。

 

貧血になると体全体の血行が悪くなりますが、

赤黒い色をしたヘモグロビンが、目の下の薄い皮膚から

青く透けて見えることでクマとなって現れます。

 

他の症状として、めまいや、息切れ、耳鳴り等があります。

 

バセドウ病(甲状腺機能亢進症)

喉仏の辺りにある甲状腺と呼ばれる器官で、甲状腺ホルモンを出します。

そのホルモンの分泌調整がおかしくなる病気です。

 

甲状腺ホルモンは、消化管や骨など、

多くの臓器や細胞の新陳代謝を助けています。

 

症状の一つに目の周りの脂肪や筋肉が炎症を起こして腫れ、

眼球が前にせり出して来るというものがあります。

 

眼球が前に出る事によって、目の下にある脂肪も押されて、

たるみが現れ、影のように見えるクマが出来るのです。

 

バセドウ病は、

ちょっと動くとものすごく汗をかく、手が震える、よく食べるのに体重が減る

などの症状が見られます。

 

アレルギー・アトピー性皮膚炎

目の周りの皮膚は薄く、炎症を起こしやすいですよね。

アレルギー症状などで目がかゆくなるってよく聞きます。

 

かき壊したり、炎症を起こした後に皮膚のバリア機能が低下し、

余計にガサガサになったり、色素沈着を起こします。

 

こういったダメージの蓄積がシミやクスミとなり現れるクマです。

 

肝臓病・腎臓病

肝臓や腎臓は、老廃物をろ過して血液を掃除し、

体内に還元する役割があります。

 

血液が濁ったままだったり、酸素が不足すると、

血流が滞ったり、どす黒い色の血になります。

 

そのドロドロとした血で血行不良になったり

目の下の毛細血管にうっ滞することでクマができやすくなります。

 

 

 

上記のように、ただのクマだと思っていたら実は深刻な病が隠れている可能性もあります。

健康的な生活習慣や食習慣を意識するほか、

 

日ごろから自分の体調を把握し、なんだかおかしいな?

と察知できるよう心掛けていきましょう。

 

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